経済産業省は、製造時に二酸化炭素(CO2)排出を減らした製品を調達する企業を優遇する制度をつくります。企業が補助金など政府のグリーントランスフォーメーション(GX)を受けるには、低炭素型の鉄鋼や太陽電池などの調達を要件にすることを検討します。
ラーメンを地域活性化の起爆剤にしようという動きが広がっています。国内でラーメンを提供する店舗は2万店超あります。インバウンドからも人気があり、観光誘致など波及効果に期待する自治体は多くなっています。特に人口あたりの店舗数が全国最多の山形県は、独自の麺文化を前面に出して地域の賑わいにつなげています。浜松市は「ギョーザ文化」があるわけですから、「ラーメン文化」が加われば、それこそ鬼に金棒、虎に翼となります。
ロイヤリティマーケティング(東京)が27日に発表した消費の意識調査では、2024年夏のボーナスが前年に比べて増えると回答した人は5割強でした。使い道については、「貯金・預金」と回答した人が11年連続で最多でした。ボーナスが増えても、消費ではなく預貯金に回る金額は少なくないようです。ボーナスがもらえるサラリーマンの人が実に羨ましい限りです⁉
この度、経済法令研究会から「事業者支援能力向上のための~業種別サポートコース(建設業編)」の一部を執筆させていただきました。内容は、1分冊が建設業の基本、流れ、建設業の事業性評価、2分冊が行職員による実践的サポート、ケーススタディとなっています。私の担当箇所は、2分冊ケーススタディです。非常にわかりやすくまとまっていますのでお買い求めいただければ幸いです。
不良債権の増加に伴って債権回収会社(サービサー)の利用が増加しています。2023年に債権回収会社が取り扱った債権の合計額は前年比9%増の12兆3896億円と2年連続で増えています。背景に事業再生の需要の高まり(人手不足・原材料高、ゼロゼロ融資返済等による経営悪化)があります。一方、地銀による債権回収事業参入の動きも広がっています。地銀などの目利き力のあるサービサーが再生か、破綻処理かといった判断を早期に下し、次のステージへ進みやすくなれば経済の活性化にもつながります。
ホンダが原動機付き自転車のうち、排気量50cc以下の生産を終了することが22日わかりました。市場を牽引し「庶民の足」として親しまれる移動手段に育てましたが、国際的な排ガス規制強化の流れで適用される新規制基準への対応が困難と判断しました。適用が始まる2025年11月までに生産を終了する見通しです。高校1年の時に免許を取って、当時1万円で初めて買ったのが中古のホンダのカブでした。懐かしすぎます(泣き)
将棋の第9期叡王戦五番勝負第5局が20日、甲府市で指され挑戦者で後手の伊藤匠七段(21)が藤井聡太叡王(21)=王座・竜王・名人・王位・棋王・王将・棋聖との八冠=を破り、対戦成績を3勝2敗とし初タイトルを手中に収めました。藤井八冠は初めての失冠で、全タイトルを独占する八冠時代は約8ヶ月で終わりました。伊藤新叡王は3度目の挑戦で初タイトルを手にしました。同じ21歳同士、これからも熱い闘いが予想されます。新時代の到来です。
東京都知事選が20日告示されます。立候補する小池百合子知事や蓮舫参院議員らは19日、日本記者クラブで共同記者会見に臨みました。両氏とも政党の推薦は受けず、幅広い支援を募ると強調しています。強い逆風が吹き荒れる自民党との関係や次期衆院選、2025年夏の参院選をにらみ構図づくりに腐心する様相を呈しています。はたして、緑のタヌキの小池百合子氏か、赤いキツネならぬ白いキツネの蓮舫氏か、どちらに勝利の女神がほほ笑むのか⁉それとも他の候補者にもチャンスの芽はあるのか⁉面白くなってきました。
日本経済新聞がまとめた2023年度飲食業調査で、24年度以降に海外出店を拡大する意向を示す外食企業が44%に上り、前回調査から大幅に増加しました。日本で少子高齢化が進展するなか、内需産業だった外食が成長のため海外シフトを急ぐ姿勢が鮮明になってきました。今後出店を予定する地域では、米国が48.7%と最も多く、ベトナムが35.9%と続いています。ベトナムについては、経済成長が続くほか、日本の店舗でアルバイトなどとして働くベトナム人が多いことから人材を確保しやすいと考える企業もあるようです。納得です。
浜松市内で開催された花と庭園の祭典「浜名湖花博2024」が16日に閉幕しました。はままつフラワーパーク会場と浜名湖ガーデンパーク会場を合わせた来場者数は100万人に達し、目標の95万人を超えました。地域に集積する自動車関連企業を中心に最先端の技術やサービスも披露・実証されました。一方、通常営業に戻る両パークの今後も問われます。花博レガシーをどう生かすのか、一過性に終わらせることなく、祭りの後は避けたいところです。
動物の飼育環境などに配慮する「アニマルウェルフェア」(動物福祉)を企業に求める株主提案が日本でも出始めました。27日のわかもと製薬の株主総会で、実験動物の購入頭数の開示を求める議案が諮られます。米国などで活発な動きで、日本企業も今後対応を迫られる可能性があります。動物福祉に関する機運がどこまで高まるかは未知数ですが、少なくとも企業においては、株主や消費者などの意識の変化に敏感に応えていく姿勢が大切となってきます。
不健康な量のお酒を飲む女性が増えています。特に50代で増加が目立っています。女性が本格的に社会進出し、仕事も飲み会も男性並みにこなしてきた世代です。東京都の調査では生活習慣病のリスクを高める量のお酒を飲む女性の割合が男性を上回りました。女性は一般的に男性と比べてアルコールの分解速度が遅く身体に大きな負担がかかりやすいと言われています。女性に多い非正規社員などの健康診断の機会も不十分で、問題が見逃される恐れもあります。飲み過ぎにはくれぐれも注意したいものです。
スズキは、海洋プラスチックごみの削減を目指し、全製品の梱包資材を順次、石油由来からバイオマス由来の素材、紙などに転換します。先ずは船外機の分野で植物油などを原料とした素材を採用します。同分野における石油由来プラスチックの使用量を2026年度までにゼロにするとしています。海洋汚染の歯止めに少しでも近づけていってほしいと思います。
12日の日本列島は北日本から西日本にかけて広い範囲で高気圧に覆われ、各地で気温が上昇しました。東京都心は30.1度を観測し、今年一番の暑さとなりました。この最中で本日から明日にかけて東京へ出張します。全国信用金庫協会主催2024年度「第1回次長講座」で講義を務めるためです。体が暑さに慣れていない時期は熱中症の危険が高いですので、こまめな水分補給を心がけ乗り切りたいと思います。
静岡市はスタートアップと社会課題の解決に共働で取組むためのビジネスコンテストを初めて実施します。14日から約1ヶ月間、市内外のスタートアップのアイデアを募集します。採択した提案は市職員らと提案企業で連携し、社会実装を目指します。市内での起業家らの活動促進やコミュニティ形成にもつなげるとしています。正にこれが課題解決型ビジネスです。たくさんの応募を期待したいです。
日本の「ゲームセンター」が全米に広がっています。国内大手のGENDAは米国で約8000箇所を運営する企業を買収し、ラウンドワンは1000億円を投じて出店を増やします。現地で人気のある日本コンテンツの関連グッズを使ったクレーンゲームなどをテコに海外での業績を伸ばします。政府も4日に発表した「クールジャパン戦略」で2033年までに日本発コンテンツの海外市場規模を20兆円(22年時点で4兆7000億円)する目標を掲げています。まだ他にも隠れたクールジャパンがありそうです。
帝国データバンクが7日に発表した調査によると、所謂「街のケーキ店」を中心とした洋菓子店の倒産(負債1000万円以上、法的整理)は、1~5月に18件ありました。2000年以降で最多だった19年を上回るペースです。この背景には、原材料や人件費の高騰に加え、コンビニエンスストアなどとの競争激化があります。子どもから大人まで虜にしてきたケーキ屋さんなど、和洋菓子小売店が街から消えていくのは本当に寂しい限りです。
メルカリは5日、ヤクルトの宅配員に家庭の不用品回収を委託する実証実験を広島で開始したことを発表しました。宅配員が家庭を個別に訪問し、不用品を発掘、フリマアプリ「メルカリ」で販売します。メルカリなどの試算では国内の家庭に眠る隠れ資産は66兆円を超えるとしています。出品数を増やして取引機会を増やすのが大きな狙いです。さて、我が家に眠るお宝をどうしましょうか⁉
毎週金曜日9:00~17:00新居町商工会にて相談員として無料経営相談を実施しています。新型コロナウイルスの影響、物価高騰などさまざまな事業環境変化による影響を受ける中小企業・小規模事業者の皆さまの経営相談や各種申請サポートに対応しています。湖西市在住の方、湖西市で事業を営んでいる方が対象となります。6月は、7日、21日、28日に実施しています。お問い合わせ先:053-594-0634(新居町商工会)気軽にお電話ください。
大企業を中心に賃上げ余力が大きくなっています。財務省が3日発表した法人企業統計をもとに企業の利益などが賃金に回る割合を示す労働分配率(人件費÷付加価値)を算出したところ、2023年度は38.1%と過去最低でした。労働分配率は、会社の規模や業種によって差がありますが、だいたい50%が目安と言われています。企業の利益水準は過去最高で人材の確保に向けて、どう賃金に配分するかが経営課題となります。
ヤクルトの石川雅規投手(44)が2日、楽天3回戦で今季初勝利を挙げ、史上初めて新人年から23年連続勝利を達成しました。通算成績は186勝186敗、勝ち数と負け数が一緒なのが印象的です。通算200勝まであと14勝、どこまで上積みできるか、年齢、体力との闘いはまだまだ続きそうです。頑張れ「中年の星」
2025年春に卒業する大学生・大学院生を対象とした採用選考が1日解禁されました。人手不足に直面する企業は、政府が定めた就職活動のルールを横目に前倒しで採用を進め、既に約4割の学生が就活を終えています。大手企業の青田買いもあり、賃金だけでなく採用の分野でも中小企業との格差が広がっています。生涯賃金の多寡か、やりたいこと(遣り甲斐)への挑戦か、考え方は人それぞれで、正解は一つではありません!!