ブログ - 2019年8月


メニュー減らし(外食FC)

リンガーハットなど飲食店チェーンの間でメニュー数を減らす動きが広がってきました。外食・中食業界の人手不足が深刻になるなか、アルバイトや外国人従業員でも働きやすいように作業を見直します。各社は業務の自動化など対策を行ってきましたが、メニュー削減にも踏み込みます。消費者の反応を見ながら他社にも広がる可能性があります。一部の特定メニューファンにとっては残念なことですが・・・

「空を飛ぶトラック」

ヤマトホールディングスは、26日午前、米ヘリコプター製造大手のベル・ヘリコプターと共同開発中の無人輸送機の試験飛行を米フォートワースで実施しました。ヤマトは2025年までに輸送サービスに組み込む方針です。物流業界ではトラック運転手の高齢化により、人手不足がさらに深刻になると予想され、輸送手段をトラックから船や鉄道に切り替える動きが広がり、宅配サービスでドローンの導入を目指す動きも活発になっています。安全確保や運航管理に関する法整備を踏まえ、次世代の輸送手段の開発を急ぐことになりそうです。

「近代セールス9.1号」

「近代セールス」9.1号を執筆させていただきました。メインテーマは、「取引先の良いところをみつける!」です。私の執筆担当した箇所は、「取引先を訪問した際にはこんなところに着目しよう」で、「外観・オフィス」「工場」「店舗(売り場)」「経営者」「社員」の5つについて、マンガ付で解説しています。若手金融マンには参考になると思います。お買い求めいただければ幸いです。事務所HPからもご購入ができます。

傘のシェアサービス

小田急電鉄と小田急不動産は新宿駅周辺で、8月から傘のシェアリングサービスを試験的に始めました。スタートアップと組み、新宿駅や駅周辺の商業施設など10箇所にレンタル傘のスポットを設置します。利用料は1日あたり70円。利用状況を見極めて小田急沿線でサービスを拡大する予定です。傘を持つ負担を減らして沿線の利便性を向上させる狙いです。雨の日に新宿駅付近に買い物のに来た客がm駅から屋外を通って商業施設に移動する際などの需要を想定しています。大都会ならではの発想とサービスです。

「フードバンク」で食品ロス削減

まだ食べられる食品を廃棄する食品ロスを減らそうと余る食材を必要な家庭などに橋渡しする「フードバンク」を活用する企業が増えてきました。肥料に再利用するより食べ物として有効利用できるためです。コンビニエンスストアのローソンなどは8月から食品の寄付を開始しました。企業が取り組に力を入れるのは、企業の環境対策などを重視するESG投資が普及してきたことも背景にあるようです。廃棄するのは「もったいない」です。

銀行員3600人減少

銀行員の数が大きく減少しています。東京商工リサーチによると、全国81行の行員数は3月末で22万3778人となり、2018年度の1年間で3629人減りました。比較可能な05年度以降で最大の減少です。新卒採用を抑制した影響が大きく、伝票処理など人手に頼っていた業務を自動化するデジタル技術の導入で効率化が進んでいることも背景にあるようです。正に、かつての花形職業であった銀行員が厳冬の時代に入ってきています。

スマホ決済のQR統一が難航

キャッシュレス決済の普及にアゲインストの風が吹き始めています。スマートフォンを使ったQRコード決済の規格統一はLINE系など大手の2事業者が主力方式参加を見送り難航しています。規格が統一されなければ、複数のQRコードを店頭に置かざるを得なくなります。10月の消費増税に合わせたポイント還元は起爆剤になると期待されていますが、制度の登録手続きが想定どおりに進んでいません。デジタル決済の核となるキャッシュレス決済の普及は不透明感が強まっています。やっぱり様子見といきたいところです。

介護支援ロボットに公的保険

厚生労働省は「パワーアシストスーツ」などの介護支援ロボットを公的保険制度の適用対象にすることを検討していく方針です。2020年度の効果を見極め、21年度介護報酬改定で対象に加えるかを判断します。介護施設では人手不足や職員の高齢化が課題です。保険の適用対象となるロボットを広げることにより、介護の生産性を高めます。ロボットが普及すれば、技術革新による単価の低下や性能の向上につながることも期待できます。

パート賃上げ率2.55%

小売企業などでパートの待遇改善が続いています。小売りや外食の労働組合でつくるUAゼンセンの2019年春季労使交渉では、パート1人当たりの平均賃上げ率が2.55%(時給24.4円相当)と5年連続で過去最高を更新しました。2020年から正規と非正規の不合理な待遇差をなくす「同一労働同一賃金」が始まります。人手不足が深刻な小売り・外食業界ではパートの賃上げ率が正社員を上回り、先行して両者の待遇差の縮小が進んでいます。パートの賃上げ率が正社員を上回るのは4年連続となっています。

「お盆玉」

お盆で帰省した孫や親戚の子どもに小遣いを渡す「お盆玉」という新しい習慣が広がりつつあります。明治安田生命保険が全国の20代から70代の約1700人を対象に子ども1人当たりに渡すお盆玉の額を利いたところ、50代が1万2946円と最も多かったようです。60代と70代も1万円を超えています。さて、この習慣は定着するのでしょうか?ビジネスチャンスとなる可能性も秘めています。

令和のビッグカップル!

自民党の小泉進次郎衆院議員とフリーアナウンサーの滝川クリステルさんが7日、結婚することを明らかにしました。滝川さんは、妊娠中であり、年明けに出産する予定だそうです。結婚の決め手は、「彼女といると、よろいを脱げる」ことだとか。多分「お・も・て・な・し」に参ったのではないかと推察します。令和のビッグカップル誕生です。

レジ改修未着手が4割

日本商工会議所は5日、10月の消費税率引き上げに向けた中小企業の対応状況を公表しました。外食・酒類を除く飲食料品の税率を8%に据え置く軽減税率制度に対応するレジの導入については、4割の事業者が未着手でした。増税分の価格転嫁については、7割弱が「転嫁できる」としていますが、売上げが小さい事業者ほど「難しい」との回答が多くを占めています。10月の消費税率引き上げ実施まで2ヶ月を切っています。速やかな対応が求められています。

ディープインパクト逝く

中央競馬のG1で通産7勝を挙げ、2005年に無敗の三冠馬となった名馬、ディープインパクトが急死しました。ディープインパクトの前にディープインパクトはなく、ディープインパクトの後にもディープインパクトはいません。正に日本が世界に誇るスーパーホーズです。残念です。ご冥福を祈ります。

天浜線に「音街ウナ」

天竜浜名湖鉄道が仮想アイドル「音街ウナ」と手を組みました。音街ウナを描いたラッピング列車を運行します。天浜線ファン拡大へ新たな路線を切り開くことができるか注目です。天浜線は、転車台など国の登録有形文化財があり、車窓から広がる日本の原風景もあります。現代的なコンテンツとの対比は目を引くことと思います。SNSとの相性も抜群ですし、新たなファン獲得の可能性を秘めています。