ブログ - 2018年9月


「チョコフレーク」も生産終了

森永製菓は、2019年夏までにチョコレート付きコーンフレーク「チョコフレーク」の生産終了を発表しました。「チョコフレーク」は1967年発売のロングセラーですが、近年は多様なチョコレート商品が売り出され人気が低迷しており、販売が落ち込んでいました。国内チョコレート販売額は2017年まで7年連続で過去最高を更新するなど好調でしたが、売れ筋はカカオ含有量の多い苦めのタイプで、甘みの強い「チョコフレーク」は、食べるときに手がべたつくこともあり、若年層に敬遠される傾向にあったようです。この「食べやすさ」も商品開発の際の重要なファクターとなりそうです。

飲酒による健康障害拡散

世界保健機関(WHO)は、2016年に世界でアルコール依存症など飲酒の健康障害に苦しんでいる成人(15歳以上)が2億8300万人に上ったとする報告書をまとめました。日本でもタレントの飲酒運転によるひき逃げ事件が話題となりましたが、アルコールによる死亡者数の原因は、飲酒運転による交通事故やけんかなどの暴力が最も多いことも発表されています。お酒が好きな人や業界にとってはとても残念ですが、今後アルコールの税率引き上げや酒に関する広告の制限といった被害拡大の防止策がとられる可能性も十分考えられます。

ビッグデータ取引所が始動

企業が業務用データを売買する民間の「データ取引所」が10月1日から稼動します。まずJTBなど5社が多言語に対応した医療機関の位置情報などを売ります。観光会社など買い手は専用サイトを通じ価格交渉や決済をします。個別企業同士による取引に比べ多様な情報を安全に売買できます。ビッグデータの収集、活用では米社が先行するなか、日本発の独自の仕組みが動き始めました。一方、せっかくデータ取引所ができても、売り手と買い手の企業が増えなければデータ流通は活性化されず、今後は複数の企業で保有データの利用価値の掘り起こしや活用方法を検討することが課題となりそうです。

カープ3連覇

広島カープが3年連続9度目の優勝を決めました。セリーグでは過去に巨人しか達成していない3連覇を見事に果たしたのです。そこには、資金が潤沢な球団にはない、限られた予算のなかで、選手を自前で育てるという球団に受け継がれてきたDNAのようなものを感じます。中小企業の人材育成にもつながる考え方、方針だと思っています。

夕焼け雲

最近見た夕焼け雲です。ここしばらくの間、仕事に追われ空を見上げる余裕もありませんでした。とても綺麗でした。今日一日一生懸命働いたご褒美となりました。

知財評価の目利き力強化

地域金融機関が中小企業などの持つ知的財産を切り口に多様なサービスに取組み始めました。専門家の力を借りて特許などの有望性を評価し、融資の判断材料や経営指導につなげます。金融緩和の継続による貸出金利の低迷で地域金融機関の収益環境は厳しいです。担保や保証にに依存しない金融サービスが広がれば独自の技術を持つ企業の育成につながります。

記念日株高をSNSが誘引

グミの日、13日の金曜日・・・株式市場で特定の「記念日」にネットの交流サイト(SNS)でバズった(話題が広まった)株が急騰する現象が相次いでいます。業績には関係ない材料でもネットで拡散すれば株価を動かす時代の到来です。一見非合理にも映る新たな株価形成のメカニズムをプロの機関投資家も無視できなくなっています。SNSが誘導するバズリ銘柄の乱舞は、誰もが簡単にスマホで情報を拡散でき、市場に大きな影響を与えることによるものなのかもしれません。

タマゴの話

日本人は世界でも無類のタマゴ好きです。国際鶏卵協議会によりますと、2015年の国民1人当りの年間消費量は330個で、メキシコ、マレーシアに次ぐ世界第3位の消費量で、ほぼ毎日1個食べている計算になります。売れ筋のサイズにも変化が起きており、最近はMSやSサイズなど小玉の需要が伸びています。小さい卵はカラが堅くて丈夫、割れにくいため流通での廃棄率が少なく、外食チェーンやドラッグストアからの引き合いが強いようです。高齢化が進み、食べきれるように小さなサイズが好まれるようになったことも要因の一つです。また、3年前に厚生労働省が食事摂取基準の上限を撤廃しました。現在では1日2個以上食べてもコレステロールの過剰摂取などの問題はないとされています。

中国国慶節人気旅行先首位は日本

中国の国慶節(建国記念日)を祝う10月の大型連休中の人気旅行先として、昨年首位のタイを抜き、日本が初めて首位に立ちました。直前に大阪と北海道で大規模災害が発生し、訪日中国人客の減少が懸念されていましたが、東京近郊や名古屋、北陸など旅行先の分散が進んでいること、観光資源が豊富なこと、災害復旧への対応の早さ、日中関係の改善などが追い風となっています。インバウンドの影響力は、地方創生にとっても大きな鍵を握っているといえます。

彼岸花

田んぼ道の脇に彼岸花が咲いていました。年に2回必ず彼岸がきたことを告げてくれる花です。本当に不思議ですよね。さて、私は、このところ仕事に追われ、ゆっくりと来た道を振り返ることを忘れていました。どうも目先のことばかりに気をとられていたようです。少しだけリフレッシュして、また前に進もうと考えています。お彼岸はそういう機会のピッタリだと思います。

中小企業診断士理論政策更新研修

9月15日(土)にアクトシティ浜松コングレスセンターで「平成30年度中小企業診断士理論政策更新研修」が開催され参加してきました。研修の第2部「顧客至上主義脱却としての尖り型マーケティング」は非常に興味深かったです。顧客至上主義脱却と聞くと、マーケティングの王道から外れているのかと思いましたが、特定の強みのブラッシュアップとターゲットの絞り込みだとわかりました。特に目新しいことではなく、要はマーケティング理論の基本中の基本です。とは言え、刺激をもらって帰ってきました。

養殖ブーム

世界的な日本食ブームで高知県の南西端に位置する宿毛市周辺地域が元気です。宿毛湾は近隣より海水温が1度高いことから、餌の食いが良く魚の成長が早いため、古くから養殖業が盛んでした。しかし、近年は魚離れが進み、廃業など養殖業の衰退が進んでいました。ところが、最近の日本食ブームで海外でもすしや刺し身など生食の魚の需要が増加し、人気のクロマグロの養殖や2次加工で宿毛に進出する新規業者が増えています。地域金融機関にとっては、ビジネスチャンスと捉え、養殖ビジネスを理解できる水産業経営アドバイザーなど専門人材を積極的に活用しているようです。

ビートル生産終了へ

独フォルクスワーゲン(VW)が小型車「ビートル」の生産を2019年7月で打ち切ります。1938年に生産開始されて以来、同社の象徴として親しまれましたが、近年は販売が低迷していました。VWは電動化への移行と利益率の改善を推し進めており、ビートルが打ち切りの対象となったのです。

一方、EVの収益化に成功し、北米事業の再建が軌道に乗れば、ビートルがEVとして復活する可能性もあります。丸みを帯びた独特のフォルムで「カブトムシ」の愛称でも知られた往年の名車の復活はあるのでしょうか。

四国地区信用金庫協会研修終了

四国地区信用金庫協会の研修講義を無事終了し、昨夜帰ってきました。研修生の皆さま、たいへんお疲れさまでした。とても真面目にそして熱心にご聴講、課題解決の演習に取組んでいただいたことに深く感謝いたします。

今回の研修が皆さまの今後の業務活動の一助となれば、この上ない喜びです。

また、全国信用金庫研修所などどこかでお目にかかる機会のあることを期待しています。

大相撲秋場所のゆくえ

今日は大相撲秋場所の初日です。今場所の見どころは、稀勢の里が進退をかけ復活するのか、御嶽海の大関昇進はなるのか、栃ノ心のカド番脱出はなるのか、横綱白鵬、鶴竜の巻き返しはあるのか、などたくさんあります。新旧交代が叫ばれているなか、大相撲の一ファンとしては、土俵の充実に期待するばかりです。

四国地区信用金庫協会で講義

9月13日から14日、四国地区信用金庫協会主催「事業性評価を目指した目利き力と経営支援講座」で講義をするため香川県高松市に出張いたします。四国で研修・セミナーの講師を務めるの初めてで、今からとても楽しみです。講義を一生懸命努めることは当然ですが、香川名物の讃岐うどんもこの際ぜひ堪能してこようと思います。

猛暑でチョコ・菓子パン販売が減少

暑さが厳しかった2018年夏、スーパー店頭では飲料水などの販売が伸びました。一方、気温が上昇するほど販売が減少する商品もあり、日経POS情報で調べるとチョコレートや菓子パンなどの落ち込みが顕著で、手軽にいつでも口にできる食品にも適温が存在することがわかりました。小売や食品メーカーにとって、猛暑は飲料水やアイスクリームなどの消費を底上げする追い風ですが、猛暑が行き過ぎると、販売動向が大きく揺れ、在庫・生産調整が必要になり、気温に合わせた需要予測の精度向上が課題になります。