上場廃止最多の94社

2024年に東京証券取引所で上場廃止する企業は94社と13年以降で最多となる見通しです。これにより東証の上場企業数は初めて減少に転じます。東証や投資家から企業価値向上要請が強まっていることが背景にあります。企業の新陳代謝が進めば、世界の投資マネーを呼び込む原動力となります。ただ、上場企業数が減ってもすぐに成長企業が現れるわけではありません。また、市場に残ることを選んだ企業には上場コストを上回る成長を求めるプレッシャーーが強まります。今後は成長企業をどのように育てるかが課題となります。