地銀が債権回収事業に参入

不良債権の増加に伴って債権回収会社(サービサー)の利用が増加しています。2023年に債権回収会社が取り扱った債権の合計額は前年比9%増の12兆3896億円と2年連続で増えています。背景に事業再生の需要の高まり(人手不足・原材料高、ゼロゼロ融資返済等による経営悪化)があります。一方、地銀による債権回収事業参入の動きも広がっています。地銀などの目利き力のあるサービサーが再生か、破綻処理かといった判断を早期に下し、次のステージへ進みやすくなれば経済の活性化にもつながります。