企業に属さずフリーランスとして働く人が増加傾向にあります。安心して働くには病気やケガをしても生活が保障される安全網が欠かせない。厚生労働省は労災保険に原則全業種のフリーランスが加入できるようにします。現段階の試算では、フリーランスの加入対象者は約270万人に広がる見通しとしています。ただ、働き方の多様化に伴い、労働者をどう線引きするかは難しい課題です。フリーランスは労働法の観点では、個人事業主で、一律に労働者扱いできません。企業側が契約を結ぶ際に、予め任意で労災加入しているか確認する仕組みが必要との意見もあります。