日本のドル換算での名目GDP(国内総生産)が2023年にドイツを下回って4位に転落する見通しであることが国際通貨基金(IMF)の予測で分かりました。足元の円安やドイツの高インフレによる影響も大きいですが、長期的な日本経済の低迷も反映しています。一方、1人当たりの名目GDPでは、日本は23年に3万3949ドルとIMFのデータがある190の国・地域のうち34位となる見込みです。2000年時点では、187ヵ国・地域のうちでルクセンブルクに次いで2位でした。失われた30年と言われていますが、この30年間、日本はいったい何をしていたと言わざるを得ません。