全国の地方銀行(広島銀行)や信用金庫(福岡ひびき信用金庫)が返済期間を最長50年に延ばした住宅ローンに注力しています。米利上げで外債運用頼みが厳しくなったこの1年間で、約10の地域金融機関が導入や拡充に動きました。職人不足や資材高で住宅価格の上昇が続くなか、毎月の返済額を抑えたい若年層を開拓します。ただ、金融機関にとっては、長期の融資が増えるほど与信管理の難しさ(リスク)は増すことになり、貸し倒れになった場合や、市場金利の動きによる金利リスクで金融機関の収益に影響を及ぼす場合もあり、今後、審査やリスク管理はより重要になってきます。