農業に企業経営型が浸透してきました。法人経営は3万2200社と5年で3割増え、国内で生産された農産物の販売額に占める割合も4割に達しています。一方、個人経営の農家は93.5万戸に減少しています(2017年は122.3万戸)この背景には異業種の参入や大規模農家の企業への転換が進んでいることが挙げられます。また、日本の農業は主要国で突出して高齢者の比率が高く、農業離れが進むなか、若い世代を取り込む受け皿になりつつあります。ウクライナ侵攻で食品価格は高騰しており、食料安全保障の観点からも農業の重要性は増しています。企業の力を生かした一段の体質改善が必要不可欠です。