日銀は16~17日に開いた金融政策決定会合で、大規模緩和を継続する方針を決めました。景気回復はまだ道半ばで緩和縮小は時期尚早とみているためです。ただ、日銀が長期金利を0.25%に抑え続けようとすれば、国債の保有残高を現在の500兆円強120兆円増やす必要があると試算している(金利抑制コスト増)ことや、日銀が長期金利を抑えれば抑えるほど、米欧のとの金利差が広がって円安圧力が強まる危険性が高まります。資源高を背景にした原材料価格の高騰や円安による部品の輸入コスト増も企業の収益を圧迫し、値上げも背に腹をかえられないなか、消費者の生活防衛意識も高まるという負のスパイラルに陥っているような気がします。どうする日本❔