「資本ストック」停滞20年

日本の設備投資の低迷が続いています。この20年間で設備の総量を示す資本ストックは1割足らずしか増えませんでした。米国や英国が5~6割ほど伸びたのと大きな差がついています。主因は、企業が利益を国内投資に振り向けていないためです。設備の更新が進まなければ労働生産性は高まらず、人口減の制約も補えません。低成長の構造要因として見直しを図ることが不可欠です。