生活に身近な「白物」家電の価格が上昇しています。家電量販店などでの2019年の店頭平均販売価格は10年前に比べ洗濯機は約9割、エアコンや冷蔵庫は2割上昇しました。利益率が高くなく電機各社のリストラ対象だった白物が今では共働き世帯の増加など日本向けの高付加価値・高価格戦略で各社の収益に貢献しています。ただ、今後は高機能化にも限界があり、少子高齢化により市場は縮小することや、低価格製品を販売する新興勢力の登場、家電のシェアリングサービス、海外メーカーからの購入増などに対して、新たな戦略を構築することが不可欠となります。