令和の時代も平成と同様に日本企業や産業界にとって最大の課題は、人工知能(AI)やビッグデータなどを包含したデジタル革命にどう対応していくかです。アナログ時代に世界を席巻した日本企業はデジラル時代に入って後退を余儀なくされました。その大きな要因としては、社会の仕組みや企業の組織文化、経営者をはじめとする企業リーダーのマインドセットが、デジタル技術と不適合をきたしたからだといわれています。来年春に商用サービスの始まる次世代移動通信規格の「5G」をはじめ、新たな技術やビジネスモデルが高速で登場してくることが予想されます。それらを上手く活用して、少子高齢化が進行するなかでも、明るく豊かな時代を築けるのか、私たち一人ひとりが、社会や組織が、どう変革していくのかがカギを握っています。