全国に6万店ある調剤薬局ですが、厚生労働省は無駄な診療や処方の削減を目指し、地域住民の健康を見守る「かかりつけ薬局」への進化を促す方針です。これまでは好立地に出店すれば大きな利益が見込めましたが、改革についていけない薬局は淘汰される時代に入りました。国策で増殖し、国策で淘汰が始まった薬局業界。厚生労働省は20年度にも患者が自宅で処方薬を入手する制度を整備します。仮にネット通販企業にも門戸が開かれれば、市場環境は一変します。門前での棒たち営業では、もはや薬局の生き抜く術ではなくなってきました。正に薬局受難の時代が到来しています。