静岡県内のM&A(合併・買収)が伸びています。M&A助言のレコフの集計によると、2018年に県内企業が関わったM&Aが前年比13%増の62件(資本参加、事業譲渡など含む)となりました。17、18年が高い水準で推移しているのは、県内企業の業績が堅調なためです。こうした基調は続いており、M&A件数は高水準が続く見通しです。中小企業の廃業が増え、事業承継に伴うM&Aも増えるとみられます。地域金融機関などは、地域の事業を存続させる観点からも積極的なM&A支援が求められています。一方、地域金融機関の再編(吸収合併)も‘待ったなし’の状況です。