IT(情報技術)と金融が融合したフィンテックで、銀行が巻き返しに転じています。3メガ銀行と地銀など18社はベンチャー企業と新会社を設立し、人工知能(AI)を駆使した中小企業向け融資に参入する共通のデータ基盤をつくります。日々の決済情報を審査に使えるよう解析するシステムを開発します。リクルートホールディングスなどフィンテックへの異業種参入は融資分野にも広がっています。AIを組み合わせれば銀行員が営業に専念でき合理化にもつながります。銀行が異業種にない顧客の信用情報を共有できれば融資機会が大幅に増える可能性があります。