日本人は世界でも無類のタマゴ好きです。国際鶏卵協議会によりますと、2015年の国民1人当りの年間消費量は330個で、メキシコ、マレーシアに次ぐ世界第3位の消費量で、ほぼ毎日1個食べている計算になります。売れ筋のサイズにも変化が起きており、最近はMSやSサイズなど小玉の需要が伸びています。小さい卵はカラが堅くて丈夫、割れにくいため流通での廃棄率が少なく、外食チェーンやドラッグストアからの引き合いが強いようです。高齢化が進み、食べきれるように小さなサイズが好まれるようになったことも要因の一つです。また、3年前に厚生労働省が食事摂取基準の上限を撤廃しました。現在では1日2個以上食べてもコレステロールの過剰摂取などの問題はないとされています。