一人暮らしの際、随分と助けられた人も多いと思います。2月12日に発売から50年を迎える大塚食品のボンカレーのことです。世界初の市販用レトルトカレーとして1968年に阪神地区限定で登場しました。同社のホームページには、翌年1個80円で全国に売り出すも、素うどんが1杯50~60円の時代にあって苦戦を強いられたとあります。その後、地道な試食会の開催や、女優の松山容子さんを起用したホーロー看板が話題を呼び、レトルトカレーの代名詞となったのです。どんな素晴らしい商品でもはじめからヒットさせることは容易ではありません。まずは認知度向上のために、どのような取り組みを行っていくかが重要ということをボンカレーは教えてくれています。