今、女性の就労が増えています。労働力としてみなされる女性の割合を示すグラフをみると、30~40歳代の部分が顕著に落ち込む「M字カーブ」と呼ばれる特徴が薄れ、アメリカやヨーロッパ各国などに似通ってきています。育児休業など企業側の制度整備が進んだことや働く意欲を持つ人が増えたことが大きな要因です。経済成長の土台を確かなものにするためには、M字カーブを完全に解消させることであり、そのためには、保育所不足の解消、育児休業などの整備はもちろん、生産性向上と賃上げ、離職者向けの再就職支援、学び直しの機会の提供など、様々な支援策が不可欠です。